ヒスイ巫女4
蛍は蒼以外の国民を味方につけていた。
蒼は巫女の国最強の男1人で向かっていけば勝てるはずがない。
だがこの人数で戦えば勝てるはずと考えた。
それで全員の考えが一致した
と言う事で今蒼は大会の全員から狙われてるということだ。
それでも蒼は冷静であった。
蒼の頭の中では
(ヒスイは絶対に俺が守る)
このワードを往復していた。
訂正しよう蒼は今ものすごく怒っていた。
「一斉攻撃!」
蛍が叫んだ。
「・・・」
蒼が何か呟いた。
蒼の目の前で攻撃を仕掛けようと飛んだ。
刹那、攻撃した人たちの首に大きな衝撃が伝わった。
攻撃した人たちは何が起こった分からなかった。だが身体が動かない。意識も遠のいて行く。
「俺のヒスイに指1本触れさせるか!」
蒼が叫んだ。
やはり怒っていたようだ。
蛍以外の参加者は失神
戦闘不能・・・
つまり決勝戦は蛍と蒼の一騎打ちになった。
「蒼は強いから」
ヒスイが自慢気に空とスイ、蓮達に言った。
そして
「蛍ガンバレ〜!」
蛍はなぜ蒼でなく、蛍を応援したか分かったらしく
「たくっ、兄貴に火をつけさせるなって」
蛍が頭をかいた。
その言葉通り蒼は本気になっていた。
ヒスイは子供達に蒼と蛍の戦いを見ておくように言った。
巫女の国の天才と巫女の国の秀才の戦いはこれから先見る事は出来ないはず。
これから先に戦う事になるなら絶対に身になる有意義な時間特に蓮がよく見ていて欲しかった。
この子供達の一番年上で将来きっと隊員になるそして隊長になるであろう子だから見て欲しかった。
そんなことを考えているうちに2人の闘いは始まっていた。
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