ただ君が。
私の戸惑いに気づいてくれたのか桜ちゃんは
「ごめんごめん、そういえばこいつの紹介してないじゃんね?」
と、気を利かせてくれた。
やっぱりいい人!
「紹介が遅れてすみません。
俺は橘 冬哉と言います。桜さんとは前も同じクラスでした。」
「あっ、私は花咲 唯です!」
丁寧に挨拶してくれた冬哉…くん?
「冬哉、さっきの説明しなきゃまた混乱されちゃうよ?」
さっきの? あの性格の豹変ぶりのことかな?
というかそれしかないよね…。
「やはり驚かせてしまいましたか…僕は演劇部に所属していたので、強く言わなきゃいけない時などはキャラを作っているんです。
普段のこの感じだと誰も聞いてくれませんから。すみませんでした。」
少し恥ずかしそうに言う彼に私はすごく嬉しくなった。
「私も演劇大好きなの!!
謝ることなんてないよ! よろしくね!」
冬哉君のキャラの変わり方はあまりにすごすぎた。
ここまでの演技力ってすごいと思う。
「はい! ぜひ!」
そう言って笑った冬哉君の笑顔は心なしかさっきより明るくなっている気がした。
「ごめんごめん、そういえばこいつの紹介してないじゃんね?」
と、気を利かせてくれた。
やっぱりいい人!
「紹介が遅れてすみません。
俺は橘 冬哉と言います。桜さんとは前も同じクラスでした。」
「あっ、私は花咲 唯です!」
丁寧に挨拶してくれた冬哉…くん?
「冬哉、さっきの説明しなきゃまた混乱されちゃうよ?」
さっきの? あの性格の豹変ぶりのことかな?
というかそれしかないよね…。
「やはり驚かせてしまいましたか…僕は演劇部に所属していたので、強く言わなきゃいけない時などはキャラを作っているんです。
普段のこの感じだと誰も聞いてくれませんから。すみませんでした。」
少し恥ずかしそうに言う彼に私はすごく嬉しくなった。
「私も演劇大好きなの!!
謝ることなんてないよ! よろしくね!」
冬哉君のキャラの変わり方はあまりにすごすぎた。
ここまでの演技力ってすごいと思う。
「はい! ぜひ!」
そう言って笑った冬哉君の笑顔は心なしかさっきより明るくなっている気がした。