ただ君が。
はやる気持ちを抑えながら学校に行く準備をする。

おばあちゃん家からは遠いところに引っ越したため、学校に知り合いは全くいないはず。

それは怖いけど、やっぱり楽しみな気持ちの方が大きいかな!

着替えやご飯などを手際良く終わらせ、長くふわふわした髪を耳したで両側しばる。


「よしっ! 今日から高校生。
頑張ってくるね、お母さん、お父さん。」


2人に挨拶をしたらいざ高校に!!

家から学校までは歩いて15分程度しかかからない。

わざわざここに家を借りてもらったんだけどね。

私はずっと今から通う学校に憧れていたから。

私にはずっとずーっと好きなことがあるんだ。


それは、役を演じること。


小学校にはなかったけれど、中学では三年間演劇部に入っていた。

もともと内気だった私を変えてくれたのが演劇だったから。

だから演劇が有名なところに入りたくてこの学校にしたんだ。

そうこうしてるうちにもう着いちゃったんだけどねw

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