【完】幼なじみのあいつ


私を好きだと気付くのが遅かったと、翔ちゃんは申し訳なさそうに言うけれどそんなの私は気にしてないよ。




だって私の事なんて一生、好きになってくれると思ってなかったから…。


ずっと、幼なじみのままだと思っていたから…。




だから今、私はとっても幸せだよ?




「翔ちゃん、私も翔ちゃんが好き。ずっと好きだった。…そしてこれからもずっと………」



そう言って私は、翔ちゃんに抱きついた。


そんな私を嬉しそうに笑いながら、翔ちゃんは抱きしめ返してくれた。






亮ちゃんの打ったバットの音を聞きながら、今はただ、翔ちゃんが自分を好きになってくれた幸せに浸っていよう。



翔ちゃん、私を好きになってくれてありがとう---







  ~こうして幼なじみのあいつは、私の恋人になりました~




 -END-



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