【完】幼なじみのあいつ
今後、私達幼なじみは一体どうなる事やら…?
翔ちゃんと亮ちゃんに挟まれた私としては、ため息をつくしかなく---
はぁー…、
なぜ2人がにらみ合っているのかが、よく分からない。
二人に話しかけたくてもそんな雰囲気ではなく…、何もする事のない私は取り合えずプリッツを食べる事にした。
「すーず!」
そんな気まずい思いをしている私に話しかけてきたのは、後ろに座っている親友の香織。
「ん?」
プリッツを食べながら後ろを振り向くと、香織が私の耳に近づき内緒話しを始める。
「翔君と亮介君、まだ仲直りしてないの?」
そう、香織には先月の事はもう相談をしているのだ。
しかし香織でさえ何故、ここまで仲がおかしくなったのかよく分からないらしい。
だから仲直りをさせたくても、あれからどうする事も出来なくて見ているだけしか出来なかった事に歯がゆく感じていた。
ちなみに私と翔ちゃんの仲も…、
うーん?
微妙?