【完】幼なじみのあいつ


「最後の一本なら、一緒に食べようか?」


「………?……………………っ!!!!!!!」



口にプリッツを加えたまま、真面目な顔でそう言った亮ちゃん。




何を言っているの?


亮ちゃんの言っている事の意味が理解できず、唖然と亮ちゃんを見つめる。




え?


えええええ??



あ、あの亮ちゃんがまさか、かの有名なポッキーゲーム的な事を、このプリッツでやろうとしているのですかぁぁぁ???



そのまま亮ちゃんを見ていると、顔が更に近づいてくる。




うわっ!


どうしよー?


どうすればいいの?




…く、加える?


加えればいいのかな?




でも、こんな所で?



近づいてくる一本のプリッツ。


私とプリッツの距離が後一センチ…と言うところで、覚悟を決めました!




私は口をそっと開け…………、




「っ!!!!!」



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