絡繰りに潜む誘惑


バタンッ!!

扉を開けるとともに勢いよく部屋へとびこんだ。

「おじさんっ!!」

声と同時に書斎の机に向かっていたおじさんの目が俺を捉えた。


「おぉ!セイエ。よく来たな。」


「俺、昨日も来たじゃん!!」


「わははっ!!そうだったな。」


なんて言って俺の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。


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