CANDY*BOX〜天使と悪魔とそれから私〜
バタンと扉を強く閉める。
私の部屋に鍵を掛けて,改めて2人と対峙した。
「まず…状況を説明して?」
大分苛立っている私に,雨は優しく説明してくれた。
「まず,雫さんは食中毒でこの世を去りましたわ。よって私達が魂を採取しようと参りましたの。」
「いやいやいや,そんな事解ってる!」
そう言うと,雨は大きな瞳を尚更大きく見開いて驚いた声を上げた。
「え…じゃあ雫さんは…私達2人の存在に何の疑問も抱きませんでしたの…?」
私は強く頷いて続ける。
「え…だって,死んだら天使とか悪魔が迎えに来てくれるんでしょ?」
サラッと答えた。
途端に雨は口をパクパクしながら驚きの声を上げ,
「わ…わ…私の姿を疑問に思わないメルヘン人間が居ただなんて!私は密かにこの姿を見て失神する人間を見るのが楽しみでしたのに!!!」
やっぱこいつは悪魔だ。
そう確信した。
私の部屋に鍵を掛けて,改めて2人と対峙した。
「まず…状況を説明して?」
大分苛立っている私に,雨は優しく説明してくれた。
「まず,雫さんは食中毒でこの世を去りましたわ。よって私達が魂を採取しようと参りましたの。」
「いやいやいや,そんな事解ってる!」
そう言うと,雨は大きな瞳を尚更大きく見開いて驚いた声を上げた。
「え…じゃあ雫さんは…私達2人の存在に何の疑問も抱きませんでしたの…?」
私は強く頷いて続ける。
「え…だって,死んだら天使とか悪魔が迎えに来てくれるんでしょ?」
サラッと答えた。
途端に雨は口をパクパクしながら驚きの声を上げ,
「わ…わ…私の姿を疑問に思わないメルヘン人間が居ただなんて!私は密かにこの姿を見て失神する人間を見るのが楽しみでしたのに!!!」
やっぱこいつは悪魔だ。
そう確信した。