CANDY*BOX〜天使と悪魔とそれから私〜
第一章『運命の出会い?』

俺様,天使様

「お前」


上から声をかけられた。

「ぇっ??何何何???」


振り向くとそこには-----





真っ白な羽を携えた,『何か』が居た。




それは,服も肌も瞳もか見も,目に映る全てが真っ白。

中性的だが,身に纏っている軍服の様な物からは威圧感が覗けた。
男性だろうか。
なかなか美形だ。



が,憎らしげな笑みを浮かべ,腕を組んでいる姿は天使と言うより
…悪魔だった。





なんなのこいつ?

少なくとも,こいつは天使なんかじゃあ無いわね!
こいつは天使なんかじゃ…




「私は天界誘導部所属の者だ。お前の様な哀れな魂を迎えにきてやっている。有り難く思うんだな」





やっぱ天使じゃ無いみたい。
こんな生意気な天使居るわけ無い!!!
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