CANDY*BOX〜天使と悪魔とそれから私〜
暫くの沈黙の後,水が口を開いた。
「いや…喧嘩はお前のせいではない。気にするな。」
それは突き放すような言葉だが,暖かかった。
「…こちらこそごめんなさい…雫さん…。そして,宜しくお願い致しますわ。」
雨は,優しい瞳でこちらを見る。
刹那。
2人と目があった。
紅と白の澄んだ瞳。
目があって…少し照れくさくて,笑ってしまった。
そして,この謝罪が更なる厄介を引き起こすことを知ったのは…,この直後だったんだ。
「いや…喧嘩はお前のせいではない。気にするな。」
それは突き放すような言葉だが,暖かかった。
「…こちらこそごめんなさい…雫さん…。そして,宜しくお願い致しますわ。」
雨は,優しい瞳でこちらを見る。
刹那。
2人と目があった。
紅と白の澄んだ瞳。
目があって…少し照れくさくて,笑ってしまった。
そして,この謝罪が更なる厄介を引き起こすことを知ったのは…,この直後だったんだ。