CANDY*BOX〜天使と悪魔とそれから私〜
可愛らしく雨は笑った。

心底楽しそうに。




あの悪魔の笑顔ほど怖い物はなかっただろう。




「雫さん。これから100日間は,どなたが何時何処で貴女をどうするか…皆目検討付きませんの。お解りになられますわね?」


「う,うん?」

硬く答えた。

が,緊張した私に対して,水と雨の表情が釣り合わない。




「物凄い強敵が夜中に夜這いをかけてきるかも知れませんわよね?」


「ょばっ…!?…う,うん??」



何でそこ夜這い?



「でも私たちには雫さんを守りきる義務があります。よって…」
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