CANDY*BOX〜天使と悪魔とそれから私〜
雨は横たわる私の頬を強引に掴み,自らに程なく近づける。


間近には,吸い寄せられる様な,真紅に輝く雨の瞳が,一層冷ややかに笑みを形作っていた。





訳が分からず
訳も分からず,


気を失って倒れる私。






倒れる直前,



廊下の一面に,青白く輝く軌跡を描いた-----



陣が見えた






気が,した。
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