桜の冒険【その男、狂暴。】
零と椿side

桜をベッドに寝かせた。

そしたら、
「零。気持ちいいか?」
という寝言が聞こえた。

それを椿も聞いていた。

僕は椿の顔を見た。

「あんたと晴明様が恋人同士だったことはみんな知ってるわよ。それにあの日のことでしょう。この寝言。」と言った。

知られていたのか。
というかあの日。
一つになったことまで。
僕は顔を真っ赤にしながら、桜の寝顔にキスをする。

すると桜が目を覚ました。
「おはようございます。桜様。」

「零。全て思い出した。前世のこと、十二神将のこともあなたとわたしの関係も。月、あなたは椿ね勾陣の。」

「やはり、思い出しましたか。そうですよ。わたしが椿です。」

「では十二神将の居場所も分かりますね。」

「うん。分かる。でも、四天王だけだけど行ってみよう。」

わたしは椿と零の手を掴み、瞬間移動する。
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