【完】幼なじみのあいつ ~翔ちゃんサイドストーリー~
鈴に抱きしめられた事で、俺って本当に愛されてるんだなって実感出来た。
お返しとばかりに強く抱きしめ返しながら、瞳を瞑る。
小さい頃からずっと一緒だった鈴と、まさかこうなるなんて思わなかったけど。
鈴と恋人になる事が出来て、本当に良かったなぁと改めて思った。
鈴の事を好きだと言う気持ちを、今もなお気付かなかったら…と思うと、恐ろしい。
きっと俺以外の誰かに、鈴を取られていた事だろう。
それに気付かせてくれたのは亮平、お前だ。
俺と鈴がこうなったのも、亮平のおかげである。
亮平、本当にありがとう。
お前と幼なじみで良かった。
鈴…、
大切な鈴…、
俺は一生をかけてお前を守り抜くから。
だから鈴も俺を信じてついて来て欲しい---
~こうして幼なじみのこいつは、俺の恋人になりました~
-END-