人生何色にもなる‼︎
しばらくすると、1人の医師が

扉の前から出てきた。

「琴吹さんの関係者でよろしいでしょう

か?」

「はい」

「落ち着いて聞いてください。


午後9時35分


琴吹詩織さんがお亡くなりに

なりました。

我々も最善を尽くしましたが、

力が及ばず申し訳ございません」

医師は私の前で頭を下げていたが、

私は線がプツリと切れたかのように、

何もかもがどうでもよくなってしまい

その場で泣き崩れた
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