あなたのいた季節
それが私たちの出会い。

毎週日曜日になると裕也さんに会いたくて……


私は公園に通った。

私は彼に一生懸命アピールした。
いろんな約束もした。


「あっちにヒミツの場所があるの。春になったら桜が綺麗だから一緒に行こう?」


「うん……行けたら、いいね」

その時の彼の顔は、どこか寂しそうだった。
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