はちみつ色の太陽
「…………ミィ、元気か?」
「え……、あ、あぁ、うんっ。ミィちゃん、すっごく元気だよ!家族もミィちゃんの可愛さに、毎日メロメロだし、ミィちゃんも家族にも大分慣れてきたみたい!」
「そっか。それなら良かった」
「……く、日下部くんさえ良ければ、今度うちに見に来る?」
「は?」
「いや……だって、あんなに可愛がってたから、会いたいだろうし……それに、ミィちゃんもきっと喜ぶと思うから」
語尾を小さくしながら思わず俯いてしまったのは――――なんとなく、日下部くんを家に誘ったことが照れくさかったから。
別に、下心なんてないし、本当にミィちゃんに会いたいだろうと思っただけで。
それでも自分から男の子を家に誘うなんて初めてだから、なんとなく、日下部くんの顔が見れない。
「……サンキュ、」
「えっ、」
「俺も……、会いたいと思ってたとこ」