はちみつ色の太陽
「……あの、高橋くん。もし今日も作業大変だったら、手伝いに行くから言ってね?」
「でも、いつも手伝ってもらってるし……蜂谷さんのとこも大変なんじゃない?」
「ううん、うちのとこは、結構スケジュール通りに進んでて……日下部くんが、意外に細かい仕事が得意で」
「ああ、ね。確かに、日下部って雑そうに見えて、凄い丁寧に作業するよね。しかも、早いし」
「そうなんだよね。だから、私も助かっちゃうというか。その分、作業が遅れてるクラスを手伝えたら良いなと思ってるし、困ったときはお互い様だもん。高橋くんは、気にしないで?」
「ありがとう。じゃあ、手が空いた時には手伝ってもらえたら助かる」