はちみつ色の太陽
廊下の先、丁度私たちが作業をしている教室の扉の前には実行委員の先輩たち数名と後輩の子たちが集まって、何やら揉めている様子。
思わず止めた足を動かして、足早にその光景へと私たちは急ぐ。
「……あ!蜂谷さん、高橋くん!」
「先輩。どうしたんですか?」
「どうしたも、こうしたも……ちょっと、コレ見てよ……」
「え?」
「蜂谷さんと日下部くんが作ってくれてたアーチ。さすがにコレは……酷いよね」
「っ、」
――――何、コレ。