はちみつ色の太陽
「っ、」
突然、背後から声がして。
俺と潤は、弾けるように振り向いた。
と、視線の先。
そこには息を切らせて俺を真っ直ぐに見つめる、かつてのチームメイト……水嶋の姿があって。
「み………」 「水嶋っ!!ヤバイ、超久しぶりじゃん……!!」
思わず声を上げようとしたのだけれど、それは相変わらず興奮しきっている潤によって、掻き消されてしまった。
「なんだよ、潤もいたのかよ!久しぶりだな!」
「ホント、いつぶりだよ!?っていうか、どうやってココまで入ってきたわけ!?」
「今、無理矢理、この学校の水泳部の顧問に頼み込んで中に入れてもらった……。だってさ……こんな時に外で大人しく待ってるなんて、絶対無理だろ……!」