はちみつ色の太陽
 


「…………ふぅん。とりあえず、事情は把握したわ。ってことで、私は今日からしばらく友達やめるね、バイバイ」


「え!?ちょ、ちょっと待って……!なんで!?」


「ハァ?決まってるじゃない。自分の身の安全のためよ」


「そ、そんなぁ……」


「あんた、自分だってわかってるでしょ!?廊下を見てみなさいよ!さっきから入れ替わり立ち代り、美月を視線だけで射殺す勢いで睨んでる日下部ファンが、ウジャウジャいるのよ!?」


「う……、」


「そんな訳で、私は巻き込まれる前に友達やめます…………と、言いたいとこだけど。
まぁ……、それで美月を一人ぼっちにするのは私のプライドが許さないし。仕方ないから、ギリギリ友達でいてあげる」


「ミ、ミドリィィィ……!!愛してる……!!」


「ちょっ……、抱き着かないでよ……!親友かと思われるじゃん!!」



 
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