先読み少女の歴史を越えた恋の行方 
土「生まれてって…………まだ、ちょっとしか生きてねーだろーが。」

「何を言う。これでももうすぐ20歳になるのだぞ。」

土「ほれみろ。やっぱりガキだな」

「ふんっ。」

土「たが、良かったな。生まれて初めてうまいもん食えてよ。」

「そんだな。」

土「ところでお前、「剣術ならできないぞ」…………。あぁ、そうかよ。つか、俺の言う前に言うなや。」

「そういう質なんだ。」

土「よくわかるな俺の言いたいことが」

「そうだな。土方は、わかりやすいからな。すぐわかる。」

土「呼び捨てするんじゃねーよ。ガキ」

そうこうしているうちに食事を終えて、
私は寝るように言われた。

「土方は…………さんは、まだ寝ないのか………ですか」

土「……お前なぁ敬語を使うんならちゃんと使え」

「いや、なんか貴方に使うのが尺でして」

土「あ"ぁ?」

「何でもないですよ。それで寝ないんですか?」

土「仕事が残ってるからな」

「まだ………。私にできるような事は…………」

土「な、「無いから勝手に寝ますね。そりゃそうですよね。敵かもしれないやつに仕事の手伝いなんてありえませんよ。おやすみなさい」んだよ。」

ちっ。土方が舌打ちしたのが聞こえた。

そして私は目をつむった。














あと、3年後。私はきちんとした形で死ぬ。



< 15 / 31 >

この作品をシェア

pagetop