先読み少女の歴史を越えた恋の行方 
咲見氷奈古の評価について
目が覚めた。暑くはない。と言うか今は何月だ?まぁ、ざっと7月ちょっと前ってかんじだ。

机の方に目を向けた。

土方が寝ている。

寝顔、少しかわいいとか思ったり。

襖をあけて、外の空気を入れた。

朝日が見える。まだ、6時前ってとこか。

「どの子にも 登る朝日の 見ゆる日かな。なんて。柄にもなく、俳句なんて詠んだけど。あなたのも聞かせてくださいよ。
土方さん。」

土「断る。」

「 なんで、ですか。いいじゃないですか。私聞きたいですよ。貴方の 句 。」

土「………もしかしてお前、分かって言ってるのか」

「なにを?」

土「いや、何でも「梅の花 一輪咲いても梅は梅。 これってどういったひねりのある句なんですか?」てめぇ!!」

「松尾芭蕉先生に土下座して謝ってくださいよ。」

土「句なんて、誰でも好きなように詠んでいいんだよ。」

「限度ってものがありますよ。土方さん。」

土「………。そうだ、今日お前のことを幹部のやつらに紹介する。」

「わかってる。」

土「……。余計なこ「余計なことは言わない。……けど手が出たらごめん。できるだけ面倒事は避ける」………手は出すなよ。」

土方から注意を受け私は近藤さんの部屋に連れていかれた。

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