先読み少女の歴史を越えた恋の行方 
土「近藤さん。俺だ入るぞ」

近「おぉ!トシ、さっ入ってくれ」

近藤さんが元気よく迎えてくれた。

「失礼します」

中に入ると沖田と斉藤。それから山南さん
?がいて、その他によくわからない人が3人ほどいた。

土「座れ」

私は腰を下ろした。

近「今日皆を集めたのは他でもない。この、子についてだ。」

?「誰だよそいつ。」

総「それを今から話すんだよ」

近「トシ」

土「 昨日の夜総司と斉藤が巡察中に不思議な格好をしたこいつを見つけて屯所に連れてきた。話を聞くと長州の者ではないと、本人が言っていたが俺達もそれを鵜呑みにするわけには行かねぇってことで見張るため俺の小姓にして屯所にいて、もらっている。」

?「小姓って他に選択はなかったのかよ」

土「それが最も最適な判断だと思ったまでだ。」

?「名前は?」

土「氷奈古」

土方が私を促した。

「咲見氷奈古。」

?「氷奈古?女みたいな名前だなー。俺、藤堂 平助!多分お前よりも年は上だぞ」

「私19歳です。」

?「えぇ!お前19なのか!総司や斉藤と同じじゃねぇか。見えねぇよ」

藤「俺も………19だ。まぁ!よろしくな」

総「平助も左之さんも何普通に受け入れてんですか?こいつは、敵ですよ。」

左「敵か味方かわかんねぇから土方さんの小姓になってんだろ。敵と決め付けるのはどうかと思うぜ総司。」

総「あっそ。けど、僕は認めませんからね。」

別にお前に認められなくてもいいし。

左「俺は、原田左之助。よろしくな氷奈古


「……よろしく おねがいします。」

?「永倉新八。よろしく、氷奈古」

「こちらこそ」

近「よし!では皆に咲見を紹介する事ができたし今日は各自任務についてくれ」

「「はい」」

そう言ってそれぞれ部屋を出ていった。

土「斉藤。)

斎「はい、」

土方が斉藤さんを呼んだ。なんだろう。

土方が部屋に帰らないと私も帰れないんだよ。

土「6月13日……明後日なんだか俺は、  家茂公の護衛につかなければならなくなった。そこでお前にあいつの見張りを頼みたいんだ。いいか?」

斎「はい、副長の命とあらば。お任せ下さい。」

土「ありがとう、助かる」

斎「いえ、では。」

そういって斉藤さんは部屋を後にした。

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