もしも超能力が使えたら
1時間目─。
社会かぁ。
嫌だな、眠いし…。
「起立、気をつけ、礼」
まだ、始まったばかりなのに眠い私…。
軽くあくびをして、暇つぶしにノートへ落書き。
すぐに飽きた私は、黒板でもなんか見ていた。
そうだ、楽しそうな事考えちゃった♪
私は、黒板の溝にある白いチョークを見る。
そして、力を軽くこめて。
イメージする。
まずは、浮かべ!
ふわっ、と数センチ浮いたチョーク。
まだ、誰も気づかない。
んー、でもなにしよ?
落書きするなら…黒板に。
とイタズラするために考えていた私は、今更なにを書こうか迷った。
そうだ、「社会暇」にしようか。
いや、でもそれじゃあ普通。
なら、幽霊現象てきな感じにする?
それでもなんかなぁ…、
普通に、、、先生の書いたことを真似しよっかな。
うん、そうしよう。
みんなにバレないように右手の人差し指を回してイメージをつくる。
そして、力を込めた。