もしも超能力が使えたら




1時間目─。



社会かぁ。
嫌だな、眠いし…。



「起立、気をつけ、礼」



まだ、始まったばかりなのに眠い私…。



軽くあくびをして、暇つぶしにノートへ落書き。

すぐに飽きた私は、黒板でもなんか見ていた。


そうだ、楽しそうな事考えちゃった♪




私は、黒板の溝にある白いチョークを見る。

そして、力を軽くこめて。

イメージする。



まずは、浮かべ!


ふわっ、と数センチ浮いたチョーク。


まだ、誰も気づかない。


んー、でもなにしよ?

落書きするなら…黒板に。
とイタズラするために考えていた私は、今更なにを書こうか迷った。


そうだ、「社会暇」にしようか。
いや、でもそれじゃあ普通。


なら、幽霊現象てきな感じにする?
それでもなんかなぁ…、


普通に、、、先生の書いたことを真似しよっかな。
うん、そうしよう。



みんなにバレないように右手の人差し指を回してイメージをつくる。


そして、力を込めた。


< 19 / 81 >

この作品をシェア

pagetop