もしも超能力が使えたら


ポンッ。と肩に手を置かれた。


「キャアー!」

叫んでみても、みんな叫んでるから全く目立たない。
だから、誰も耳を塞がず私には見向きもしなかった。


『私だよ、私!』

この声、美月?
前を見ながら後ろにいる美月に話した。

『もう、びっくりした。』

『ねぇ、なんで落としたの』

『間違えたの。あとで、話そ!』


そういい、コロッとはなしをかえる。


「怪我してる人いなくて、よかった…。」


「本当だね。」


と、私達。



「やっぱ1組幽霊いるんだって!」

「これから、幽霊のカメラとか取りたいね!」

「なんか…怖いけど楽しい!」



そんな、会話が聞こえてきた。
幽霊、か。


私がミスしなければ…普通に先生のアシストをした良い幽霊ってことになったのに。
そうだ、もう1回超能力を使って…


< 25 / 81 >

この作品をシェア

pagetop