もしも超能力が使えたら
ポンッ。と肩に手を置かれた。
「キャアー!」
叫んでみても、みんな叫んでるから全く目立たない。
だから、誰も耳を塞がず私には見向きもしなかった。
『私だよ、私!』
この声、美月?
前を見ながら後ろにいる美月に話した。
『もう、びっくりした。』
『ねぇ、なんで落としたの』
『間違えたの。あとで、話そ!』
そういい、コロッとはなしをかえる。
「怪我してる人いなくて、よかった…。」
「本当だね。」
と、私達。
「やっぱ1組幽霊いるんだって!」
「これから、幽霊のカメラとか取りたいね!」
「なんか…怖いけど楽しい!」
そんな、会話が聞こえてきた。
幽霊、か。
私がミスしなければ…普通に先生のアシストをした良い幽霊ってことになったのに。
そうだ、もう1回超能力を使って…