もしも超能力が使えたら
翌日の3時間目──。
みんな、1、2時間目になにも起きなくてしょんぼりしていた。
私はこの時間をウズウズ待っていたけどね。
整列して座る。
そこは、絶好にいい場所だった。
だって、パソコンがちょうど見える位置で二メールも離れてるか離れてないか…くらい。
昨日、お父さんのパソコンで何度が練習はした。
ただ、学校のパソコンで手書きメモのアプリがなかったらどうしようか、という難点があった。
そして、上映がはじまった。
みんなスクリーンに夢中。
先生は全員体育館の後ろ。
よし、今しかない。
パソコンのマウスに、視点を、おくりそこに私の手があるかのようにイメージした。
よし。動け!
さっ、と動く。
それで…、パソコンの画面をみる。
もちろん、マウスも視界に入れてかなりの集中をつかった。