もしも超能力が使えたら
もう、だいぶ邪魔してるしやめよう。
「また、明日。」とのこして、また動画ページに戻して再生。
ふっ、と集中をきった。
「また明日な!」
祐也はまた、にっこり笑顔。
ドキドキ…
その笑顔は、天虹に向けて…。
天虹は私…。
そう思うと嬉しくて仕方なかった。
だけど、違う。
天虹はもう一人の私なんだから…。
その日からは、もっと3の1に「新田天虹」に会いに来る人がたくさんいて、常に人が溢れていた。
だけど、もちろんのこといないので、ただそのクラスの異変を待ってる人々。
私はなにかしようか迷ったけど、毎時間してたら疲れるし、なにもしなかった。