もしも超能力が使えたら
「なんしてんだよ、美沙子!!」
祐也は、少しキツめに美沙子に怒鳴る。
「……おかしいと思わへんの?怖ないん?毎日、毎日さ。」
確かに、そうだよね。
毎日、不思議でおかしいことが起きたら一人くらい美沙子のようになる。
美沙子は、自分の席に座り何事もなかったように本を読み始めた。
そんなことがあってからも毎日、新田 天虹 として私は行動した。
黒板に落書きしたり、中休みに来てくれた子達の前でカーテンを異常に揺らしたり、イタズラっぽく黒板消しをみんなの頭上でふらふらしたり…など、たくさん!!
そして、残り3回となった。