もしも超能力が使えたら






な、んだこれ!
イタズラとかマジだるっ!




んでも、透視ってなんだ…?




「…っ!」





頭の中にスーッと水が入ってるような感じになる。
なんだよ、これ!
でも、なぜか心地いい。

それに、目に向かって水が流れてるみたいだ。



不思議な感覚が、ほんの三秒くらいでおわった。


まさか、と俺は思い、なにかしたくてたまんねぇ。


右手に持ってるスマホに目がいった。



中をみえてるイメージにして、それで、見る!!


俺はギューと目を懲らしめた。






「…っ!」


見えた!


スマホの中は、線みたいなのがグネグネして四角いパーツもたくさん。
はっきり見える。


さっきまでのメールは、薄く表示されていて、中の構造の方がはっきりしていた。



「すげえ!!!」


おれは、つい立ち上がった。

俺、超能力あるぜ!?
なんだこれ!


すげぇぇ!

< 54 / 81 >

この作品をシェア

pagetop