もしも超能力が使えたら
翌日
ピンポーン
「友達のみっちゃんよー。」
おかあさんは私に急かしながら言う。
わかってるよ!と私は態度に出して、玄関に行く。
「行ってきます!」
と、イラツいて私は言ったら、「いってらっしゃい。」と暖かく送ってくれた。
「おはよ!」
私は、友達の美月に精一杯の笑顔を見せた。
「なぁーに?なんかいい事あったの?」
「ふふ、実はね…。」
いつめんの、4人に見せたかったけど。
今、すごく見せたい!
「なになに?」
と、気になっている美月に「みててね、あの石。」と指さした小石。
小石を一点にして見つめ、力を注ぎ込む。
そして、上に浮くようにイメージして…
力を入れる!
ふわっ──。
「えっ、浮いた!?ね、ねぇ、浮いてるよ!?」
驚く美月に、集中をとられないように「私、超能力あるんだ。」と言った。