もしも超能力が使えたら





翌日







ピンポーン




「友達のみっちゃんよー。」


おかあさんは私に急かしながら言う。
わかってるよ!と私は態度に出して、玄関に行く。


「行ってきます!」


と、イラツいて私は言ったら、「いってらっしゃい。」と暖かく送ってくれた。



「おはよ!」


私は、友達の美月に精一杯の笑顔を見せた。


「なぁーに?なんかいい事あったの?」


「ふふ、実はね…。」



いつめんの、4人に見せたかったけど。
今、すごく見せたい!



「なになに?」

と、気になっている美月に「みててね、あの石。」と指さした小石。



小石を一点にして見つめ、力を注ぎ込む。



そして、上に浮くようにイメージして…


力を入れる!



ふわっ──。



「えっ、浮いた!?ね、ねぇ、浮いてるよ!?」



驚く美月に、集中をとられないように「私、超能力あるんだ。」と言った。

< 7 / 81 >

この作品をシェア

pagetop