アゲハ蝶
「ちゃんとじっとしててね♪」

―そのときだった

ジュッ…

「熱ッ!!!!」

いきなりアイロンが私の手首に触れた。
「いやぁぁぁあっ!やめてぇ!熱い!」
「うるせえんだよ!!」

「ホントにやめてぇ!!ぁあ…っ!!」
「うるせえよ!誰がお前にアイロンなんてしてやるかよ!信じたお前が馬鹿だ!大体光なんて名前ださいんだよ!!お前は蛍光灯しか場所のないただの汚い蛾だよ!!」
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