淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~

「知ってるわけないじゃない

奏さんの家で見たことは一度あるけど

顔を合わすのは初めてなんだから、
知ってるほうがおかしいと思うけど」





淡々と事実を述べる




「……」


聞いているのか分からないほどの無言



「このお礼はまたいつか…必ず」






すると彼は一瞬目を見開いたがすぐに元の無表情に戻り










━━━━━━━━ドキッ




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