淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~


タンッ



机に片手をつきヒラリと宙返りでかわす碓氷



それにムカついて






パァン

パァン

パァン

パァン

パァン






連射する










カチッ




くそっ


弾が切れたところで拳銃を持ち替える






その一瞬の間だった


ほんの1~2秒間











ガンッッッッ









「………っっっ!!」





顎に走る強烈な痛み




顔面を下から一殴りされた




そこらのパンチとはわけが違う



レベルが違いすぎる







……こりゃ骨いったな…


あまりにも強烈な痛みに顎を手でおさえしゃがんでいると近づいてきた影で視界が薄暗くなる






……また


コイツにやられるのかよ



武器つかったのに……






そんなことを思っていると頭上から降ってくる凍てつくように冷たい声




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