淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~
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ピチッ
ピチチチチチチッ
プイーッ
ピィーー
朝
キレイな鳥たちのさえずりが聞こえ、部屋の窓を開ける
5時30分
まだ…奏さんは起きてないよね
ベッドに逆戻りしてポスンッと腰掛ける
上半身を後ろに倒すと視線の先には天井
差し込む朝日の眩しさに目を閉じると、昨日のことが思い出される
『………愛してる』
頭の中でリピートされ朝から体温が急上昇する
『これで分かった?
私も悠雅に危険な場所に行ってほしくない』
『……それは出来ないな』
『何言ってるの?今なんのために私が想いを告げたとっ……』
『俺が交戦から外れる事は出来ない
でも、お前を守ることは出来る』
『え……』
『交戦中、俺のそばを離れるなよ?』
私を守り切ると言い切ったあなた