淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~








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「俺から離れたら…」






「……離れたらって


離さないでしょ?」





「……フッ

あたりめぇだ」






冷たい風がなお吹きつけている訓練所の屋上





ギュッと包み込む悠雅の胸は広くて温かく




離れたくない……




そう思った



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