淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~



でももう私はあいつに会いたくない


だから


あんな奴の元に戻るくらいなら















「…………



前者を選ぶ」
















一瞬男は目を見開く




でもすぐに二ヘラと気持ち悪い笑みを浮かべてこう言った






「性欲たまってる者同士仲良くしようぜ♪」










───────ギリッ




強く強く拳を握りしめた



ネイルを施した爪が手のひらの皮膚にくい込み血が流れる




これから私は




どうなるんだろう………

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