淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~


『……遅くなった』








その声が奏さんのものとは違うとすぐ分かったから





……まぁ

別に誰でもいいか……









「澪ちゃん」

「……はい」

「体、まだ痛いと思うし
痣も残ってるから学校は休めよ?」


「はい」


「あの…奏さん」


「私の友達
浅江優香っていう子に

学校を休むけど大丈夫だという事を伝えてもらっていいですか」



「ああ、いいよ」




「ありがとうございます…」
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