淡く儚い恋物語 Ⅰ ~君の隣で~




「……ちゃんと…守ってくれるから………」








……?


守ってくれる?


誰が?


意味が分からない




……けど、


「私は一人で大丈夫ですよ」






そう言った瞬間

奏さんの眼光が鋭く光った



「一人で大丈夫?
何がだ

あんな事があったのにまだそんな事を言うのか?」







━━━━━━━ドクンッ





……奏……さん?




いつもより重々しい雰囲気

にわかに溢れ出す殺気



いつもと……違う……

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