貴方を想っていてもいいですか




「あぁ…俺が泣かせたんだ…」




「何があったか知らねぇけど那優ちゃんを泣かせたんなら許さねぇ。例え親友だろうと。



那優ちゃん行こう。」





大和先輩は私の肩を抱いて家まで送ってくれた。



「俺、買い出し頼まれてコンビニ行ってたんだ。


優馬じゃなくてよかったね。


優馬だったら那優ちゃんの事になると自分を見失うからな。



とりあえずこの事は優馬には言わないから」




「ありがとうございます…」




「俺が部屋に入って優馬と話してるからその間に部屋に戻ってね」





そう言ってお兄ちゃんの部屋に入っていった。




その隙に言われた通り大和先輩が行っている間に静かに自室に入った。



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