貴方を想っていてもいいですか
「那優」
振り返ると渚先輩が立っていた。
「あ、先輩!どうしたんですか?」
「ちょっと買い出し。
じゃんけん負けちまって笑」
頭の後ろあたりをかきながら照れている先輩にキュンっとなった。
だって可愛すぎるんだもの!
「那優は?どこ行くの?」
「私はお母さんに買い物頼まれたのでコンビニに」
「そかそか。じゃ一緒に行こっか!」
「い、いいんですかっ?!」
渚先輩は学校でも有数のイケメンなのだ。
そんな先輩にはファンがたくさんいる。
本気で好きな子だって何人もいる。
私もその一人なのだけど…