貴方を想っていてもいいですか




「那優」




振り返ると渚先輩が立っていた。



「あ、先輩!どうしたんですか?」




「ちょっと買い出し。
じゃんけん負けちまって笑」



頭の後ろあたりをかきながら照れている先輩にキュンっとなった。


だって可愛すぎるんだもの!



「那優は?どこ行くの?」




「私はお母さんに買い物頼まれたのでコンビニに」




「そかそか。じゃ一緒に行こっか!」




「い、いいんですかっ?!」


渚先輩は学校でも有数のイケメンなのだ。

そんな先輩にはファンがたくさんいる。



本気で好きな子だって何人もいる。
私もその一人なのだけど…


< 5 / 70 >

この作品をシェア

pagetop