貴方を想っていてもいいですか
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手紙をもらってから、呼び出されたり次の日にも手紙があったりするのかと覚悟していたけれど
そんなことは一切なく平和に過ごしていた。
今、大和先輩に呼ばれてとある空き教室に来ていた。
「那優ちゃん!お待たせ!」
「あ、いえ私もさっき来たばかりですので笑」
「それでさ、今日は少し真剣な話をと思って…」
どうしたんだろう、いつもみたいに無邪気な感じの大和先輩ではなくて少し、緊張感を持ったように見える。
「あの、俺、ずっと那優ちゃんが好きだったんだ。
初めて優馬の家に行ったとき那優ちゃんに会っていわゆる一目惚れ?ってやつで…」
大和先輩…
嬉しいけど、私は渚先輩が好きだから。
「ごめんなさい…あの、私・・
「なぎが好きなんだよね?
わかってたよ笑
けど、何もしないで身を引くような俺じゃないからさ。
ただ伝えたかっただけだから気にしないで笑
だけど、これだけは許してね!」
そういうと先輩は近づいてきて私にそっとキスをした。