大人の恋は甘いのですか?
と、久保さんがそんな俺の視線に気が付いてたらしく・・・


「広太郎君はね〜!ゆみちゃんのことが好きなんだよね〜!
結構オープンにしてるからこのフロアのみんなは知ってるんだ
けどね〜!

イマイチ・・・本気かどうか?みんな本気だとは思ってないし
ゆみちゃんも本気にしてはいない!

みんなの前でゆみちゃん!好き好き!って言ってるわりには

女の子がいるお店が大好きでさ!それはゆみちゃんは知らない
と思うんだけど・・・

僕が見てる限りではゆみちゃんは全く相手にしてない!
でも軽いボディタッチとか思わせぶりな態度とかうま〜く
交わしてるんだよね〜!しかも!笑顔で!

さすがだよ!ゆみちゃんは!」




なんて・・・・別に聞いてもないし、知りたくもない情報を
教えてくれた


そんな俺の心を察したかどうかは知らないが・・・・


「東京支社はね!名前はなるべく下の名前で呼び合おうって
ことにしてるんだ!ま!僕は年齢的にかなり上だから誰も
亮ちゃんとは読んでくれないけどね!

だから・・・ゆみちゃんのことは早くゆみちゃんって呼んで
あげてね!これから多分一番関わる人だからさ!


あと営業サポートの子は朋香ちゃん、物流サポートのもう1人の子は
五月ちゃんだからね!よろしくね〜!エイジン君!」



ま!コミュニケーションを取るのはいいことだけど・・・必要以上に
深入りして欲しくないんだよな!特に女性からは・・・


と・・・もう俺は誰にも心を開くことはないだろう・・・。
< 7 / 244 >

この作品をシェア

pagetop