ツレない彼の愛し方【番外編追加】


「ちょ、ちょっと待った!」



「待たない...」

妙に色っぽい声を放つ早瀬が私の唇を奪って来た。
軽く重ねただけですぐに離す。
それだけでも蕩けてしまいそうになる。



「響...エロい顔」

そのままお返ししたいくらい、早瀬の色っぽい瞳に吸い寄せられる。
二人が同じ気持ちだったように今度は激しく唇を奪い合う。
誰もいない職場。
夢中になって貪り合った二人のリップ音が響き、更に気持ちが煽られる。



「隆...ちゃん...」

自然に漏れた言葉...
ビクッと身体を固まらせ早瀬が私の唇を離した。
まだトロンとした早瀬の唇に甘い空気が漂っている。



「はぁ...お前は...」

早瀬は右手で顔半分を隠し、俯いてしまった。
あれ?もしかして...照れてるの?





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