ツレない彼の愛し方【番外編追加】


早瀬と話しもできないほどの距離になってしまった。
考えてみたら「好き」とも「付き合おう」とも言われずに身体だけを重ねて来た。
早瀬の気持ちを確かめた時も自分から話しをふって、やっと答えてもらったようなものだ。

「俺を信じろ」と言われたことすら、記憶から薄れていく。
何を信じたらいいの?
誰を信じたらいいの?
自暴自棄になりかけた時、部屋のインターフォンが鳴った。


「社長?」


慌てて玄関を飛び出した。
そこに立っていたのは...

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