ツレない彼の愛し方【番外編追加】
「修二くん...良く考えてのことだと思うけど、それは昔の償いから来る同情じゃないの?」
僕はハッとした。
それは違うと言い切れない自分の心を見透かされているようだった。
それでも響ちゃんを放っておくことはできず、とにかく病院に行くとだけ告げ、会議室にまだウダウダと残っている役員を残して、サッサと引き上げて来た。
その電話のやり取りを綾乃が聞いていたとは知らずに響ちゃんの元へ向った。