願いは叶う
私は定時制高校に通うようになってから、毎日、何時間も鏡に映る自分の顔を見つめていた。


私は、どうしても今以上にきれいな女性になりたかった。


私は決して不美人ではなかったが、私には人目を引くような美しさがなかった。


私は毎日、鏡を見つめながら、自分の髪型や表情を気にしていた。


それは私が、少しでもきれいな女性になるために。


それは私が、憧れのシンデレラになるために。
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