願いは叶う
小夜子、僕は昨日、小夜子に電話したんだけれど、小夜子はまた酔っているみたいで、少しも会話にならなかったので、僕は小夜子にメールを送ることにした。


僕はこのメールを、小夜子が酔っていないときに、読んでもらいたい。


僕は正直、酒に酔いつぶれている小夜子なんて見たくない。


僕は小夜子の酔いつぶれている姿を見ると、憂うつになり、すべてのことが嫌になってしまう。


もう一緒に暮らさない方がいいと思って、僕は家を出た。


これから僕たちは、別々の道を歩むのだろうと思って……。


お互いの幸せを考えたとき、それが一番だと僕は思ったから……。
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