願いは叶う
私は帰りの車の中で、中学生時代のことを思い出していた。
放課後に行われていた進路相談で、私の順番が回ってきて、私は担任の先生が待っている教室に入っていき、先生と向かい合った。
「寺田は定時制高校に進学したいみたいだけど、その気持ちは、今も変わりないのかい?」
「はい、今も、私の志望進路は変わりません」
「でも、寺田。
お前の成績なら、定時制を選ばなくても、入れる高校はあるんだぞ」
「先生、それはわかっているんですけども……」
「だったら、どうして?」
「私、働きたいんです。
できるだけたくさん」
「寺田は、なぜそんなに仕事がしたいの?」
「仕事をすれば、お金が貰えるから……。
私、少しでも多くお金を稼ぎたいんです」
放課後に行われていた進路相談で、私の順番が回ってきて、私は担任の先生が待っている教室に入っていき、先生と向かい合った。
「寺田は定時制高校に進学したいみたいだけど、その気持ちは、今も変わりないのかい?」
「はい、今も、私の志望進路は変わりません」
「でも、寺田。
お前の成績なら、定時制を選ばなくても、入れる高校はあるんだぞ」
「先生、それはわかっているんですけども……」
「だったら、どうして?」
「私、働きたいんです。
できるだけたくさん」
「寺田は、なぜそんなに仕事がしたいの?」
「仕事をすれば、お金が貰えるから……。
私、少しでも多くお金を稼ぎたいんです」