君が笑った日。

隼人side






「お前、なんでヒカリばっかに
ちょっかい出すの??」


「え。べつに」




ヒカリはちょっかい出されるタイプじゃ
無いから、びっくり。




「べつにって何だよ。
まーいいけどさ、程々にしろよ」


「なあ、隼人ってさ
ヒカリのなんなの??」




な、なんなのって言われても…




「幼なじみ」



しかないなー。。



「ふーん。いーね、幼なじみ。」


「お前、ヒカリの事好きなの?」




結構いる。ヒカリの事好きな男子。

でも大抵しょうもない奴らばっか。



「は?やめろよ、あんな貧乳。
俺が好きになるわけねーだろ」


「そっか。良かった良かった」



「なに?良かったって。
隼人、ヒカリの事好きなの?」




「だってお前がヒカリ好きになっても
その恋、100%無理だから!

俺は、ちがうよ。
ただのヒカリのヒーロー」




嘘。

好きだよ。小さい頃から。


でも俺はいいの。
ヒカリの側にいられたら
それで十分幸せだから。


< 16 / 30 >

この作品をシェア

pagetop